(全国調査レポート)親と近居でも時間的余裕のない北陸地方の共働きママ・パパ

イマファミ通信 VOL.27

こんにちは。イマドキ家族のリアルを伝える「イマファミ通信」担当、イマドキファミリー研究プロジェクトチームです。
これまで首都圏の子育てママ・パパを対象にした研究を行ってきた当プロジェクトで、2019年度に全国調査を実施したことはVOL.24でお伝えした通りです。今回は、VOL.24で見てきた「共働きの時間的余裕の地域差」について、引き続き掘り下げてみます。

親からの手助け度が高いものの、時間的余裕のない北陸共働きママ

VOL.24の全国調査レポートでは「親の手助け度が高いものの、時間的余裕のなさが他のエリアより高い北陸地方の共働きママ」、「親の手助け度は低いが、時間的余裕のなさが他のエリアより低い東北地方の共働きママ」を紹介しました(詳細はVOL.24参照)。なお、この調査ではいずれの地方も「週30時間以上・週5日以上勤務者」を対象としているので、東北地方の共働きママが他のエリアより勤務時間が短いというわけではありません。

北陸地方と東北地方、違いが見られたのはパパとの家事シェア度だった

この北陸地方と東北地方の差の原因として、夫婦の家事シェア度に注目。今回は、各家事についての調査で「パパが実施する」「どちらかといえばパパが実施する」「夫婦二人で実施する」と答えた割合の合計(=パパの家事実施率)が共働きパパの合計で5割を超えた項目をピックアップして紹介します。(グラフA)

「親の手助けが低いが、共働きママの時間的余裕のなさが比較的低い」東北地方では、共働きパパの家事実施率が6割を超える項目が多く、他のエリアよりややパパの家事参加が高い傾向がみられました。一方で、「親の手助けが多いのに、共働きママの時間的余裕のなさが比較的高い」北陸地方では、共働きパパの家事実施率が5割を下回る項目が多いという結果になりました。北陸地方の共働きママの「時間的余裕のなさ」「親の手助け度の高さ」は、「夫婦の家事シェア度の低さ」にも一因があるのかもしれません。

ただ、北陸地方については、ママだけでなくパパも「時間的余裕のなさ」が他のエリアに比べてやや高かった点にも注目です。(グラフB)
北陸地方の共働きパパの「時間的余裕のなさ」は何からくるものなのか、この調査からはその理由までは知ることができません。しかし、他のエリアのパパより勤務時間が長いから家事をママやその親に任せているのか、他に何か抱えている問題があるのか、気になるところです。

共働き率が全国の中でも高いと言われる北陸地方。ママ自身の親との近居率や親からの手助け度が高いにもかかわらず、共働きママ・パパともに時間的余裕がない様子をみると、余裕のないママ・パパのための商品・サービスも、もっと使いやすく提供する余地があるのかもしれません。

##調査概要

  • 調査地域 : 全国
  • 調査方法 : インターネット調査(調査会社のパネルを使用)
  • 調査対象 : 長子が小学校3年生以下の25~49歳既婚男女
  • 回収数 : エリア×男女×働き方で割り付け  計1736サンプル回収
  • 調査期間 : 2019年7月12日(金)~18日(木)

上記ライター高野 裕美
(シニア ストラテジック プランナー)の記事

イマファミ通信

イマドキファミリー研究プロジェクトでは、働き方や育児スタイルなど、子育て中の家族を取り巻く環境が大きく変化する中で、イマドキの家族はどのような価値観を持ち、どのように行動しているのかを、定期的な研究により明らかにしていきます。そして、イマドキファミリーのリアルなインサイトを捉え、企業と家族の最適なコミュニケーションを発見・創造することを目的としています。

[活動領域]

子育て家族に関する研究・情報発信、広告・コミュニケーションプランニング、商品開発、メディア開発等

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  • 高野 裕美
    高野 裕美 イマファミ研 プロジェクトリーダー/シニア ストラテジック プランナー

    調査会社やインターネットビジネス企業でのマーケティング業務を経て、2008年jeki入社。JRのエキナカや商品などのコンセプト開発等に従事した後、2016年より現職。現在は商業施設の顧客データ分析や戦略立案などを中心に、食品メーカーや、子育て家族をターゲットとする企業のプランニング業務に取り組む。イマドキファミリー研究プロジェクト プロジェクトリーダー。

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    荒井 麗子 イマドキファミリー研究プロジェクト ストラテジック プランナー

    2001年jeki入社。営業職として、主に商業施設の広告宣伝の企画立案・制作進行、雑誌社とのタイアップ企画などに従事。2011年より現職。現在は営業職で培った経験をベースに、プランナーとして商業施設の顧客データ分析や戦略立案などのプランニング業務に取り組んでいる。

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    澤 裕貴子 イマドキファミリー研究プロジェクト シニア ストラテジック プランナー

    2002年jeki入社。商業施設の戦略立案などのプランニング業務に従事し、 その後アカウントエグゼクティブとして広告宣伝の企画立案・制作進行などの業務を担当。 2011年より現職。現在はJRやJRグループ会社の調査やコミュニケーション戦略立案などを中心に、 プランニング業務に取り組む。

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    土屋 映子 イマドキファミリー研究プロジェクト ストラテジック プランナー

    2004年jeki入社。営業職として、主に企業広告のマスメディアへの出稿などの業務に従事。2009年より現職。現在は商業施設の顧客データ分析や戦略立案などを中心に、プランニング業務に取り組んでいる。

  • 河野 麻紀
    河野 麻紀 イマドキファミリー研究プロジェクト ストラテジック プランナー

    2008年jeki入社。ハウスエージェンシー部門のプランニング業務に従事した後、営業局、OOHメディア局を経て、2017年より現職。現在は営業・メディアで培った経験を活かし、再びプランニング業務に取り組んでいる。