
移動の未来について考えながら“新しい移動”を構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、18~79歳の男女1,000人に対し、「今月のお出かけ意欲」を得点化してもらう調査を毎月実施しています。
お出かけの天敵「梅雨」の季節
「週末は荒れた天気となるので不要な外出は控えたほうが良さそうです」
雨と予報されているならしょうがないので、やむなく外出の予定をキャンセル。しかし当日を迎えると天気は晴れ。天気予報が外れてしまい、つい外出の機会を逃した経験のある人は決して珍しくないはずです。
毎月測定しているお出かけ意欲(移動意欲)指数ですが、6月は10点満点中5.88点でした。前月と比べて-0.07ポイント。4月→5月と同じく前月減の結果となりました。外出したくない理由で多く挙げられていたのが天候です。「梅雨で気候が悪い日が多いと思うので、あまり出かけたくないと思う。(30代男性)」「濡れたくないので、できるだけお出かけしたくない。(30代女性)」のように雨を嫌って外出を避けたいと考える人が多いようです。


お出かけ日和の「雨の日」
「晴れの日=お出かけ日和」というのが一般的なイメージかと思いますが、はたして晴れの日だけがお出かけ日和なのでしょうか。

雨の日の外出について聞いてみると「意外と良かった」という経験をした人も結構いるようです。
雨の日はつい外出を回避しがちですが、捉え方次第なのかなと考えています。例えば天気予報を「雨の日なので○○が素敵ですよ」「雨の日は○○する絶好のチャンスです」といった伝え方に変えるだけで、外出に不向きな雨の日がお出かけ日和の雨の日に変化するのかもしれません。その時を楽しむちょっとしたことに気付けるだけで、お出かけ意欲は結構変わる気がします。
※調査手法:インターネット調査
※調査対象:18~79歳の男女1,000人
※調査期間:2018年6月2日~3日
五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長
1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。