【移動に関する最新データ_2022年1月速報】
新たな変異株の流行で、お出かけ意欲に影響は?!コロナ禍2度目のお正月休みに迫る。

Move Design Lab VOL.68

未来の移動とそこにあるべきマーケティングコミュニケーションを構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、全国男女18~79歳のお出かけ意欲を毎月の定点調査で聴取し、Move Mind Index(以下MMI)としてスコア化しています。
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お出かけ意欲は昨年同月比117%も、コロナ以前には届かず

1月のお出かけ意欲(MMI)は10点満点中5.30点。
5点台を大幅に割り込んだ昨年1月との比較では117%をマークしたものの、コロナ以前(2020年1月)の数値には届きませんでした。
例年1月調査ではMMIの指数が前月よりも低下する傾向にありますが、コロナ以前よりも前月からの下げ幅が大きくなっている背景には、新たな変異株である「オミクロン株」が年末年始の日本列島を騒がせた影響があるとみています。
実際にお出かけ意欲の低い回答者の理由をみると、「新型コロナが再拡大しているから」「オミクロン株がこわい」といった声が挙がっていました。一方で、お出かけ意欲が高い人では「初詣や初売りにいきたい」「年始に親戚宅にいくため」など、この時季ならではのお出かけ理由もみられ、自粛か、外出か、判断に悩まされた年初めとなったようです。

次のグラフは、性年代別にお出かけ意欲をみたものです。
男性計5.19点、女性計5.41点となっています。ここで着目したいのは、男性の年代ごとのお出かけ意欲の変化です。コロナ以前の同月と比較して女性は全年代においてMMIが低い水準ですが、男性は18~29歳、30代、50代でコロナ以前を上回る数値となりました

そこで、お出かけ意欲がコロナ以前を上回った男性18~29歳、30代、50代の理由をみてみると、いずれの年代も共通して「少し散歩程度にはうろついてみたい」「スキー/スノボがしたい」「運動不足」といった声がありました。長引くコロナ禍で、感染対策に気を遣いながらもアクティブに体を動かしたい、と考える人も多くなってきたのではないでしょうか。

週末外出率は、コロナ以前比98%に到達

週末の外出率(2022年1月調査は1月1日(土)、1月2日(日)について聴取)は全体で58.9%と、コロナ以前の外出率に近似した結果となりました。聴取の対象となった日が元日を含む土日だったこともあり、帰省や初詣といった年始ならではのお出かけを楽しんだ人も多かったのではないでしょうか。
性年代別にみてみると、男性18~29歳、女性18~29歳、30代でコロナ以前に比べた外出率の割合が20%程度増加しており、それに続いて男性30代、女性40代もコロナ以前を上回る数値となりました。

新たな変異株の感染拡大による第六波の到来が懸念されるなかで、迎えた2022年。今月の調査では、お出かけ意欲の指数(MMI)が高い、低いにかかわらず、「今年こそは旅行がしたい」「今年は友人ともっと外食したい」といった、お出かけ機会の回復を期待する人々の声も聞こえてきました。
こうして日々変動し続ける世の中の移動に対するマインドを、本年も調査・研究を通して注視していきたいと思います。

<調査概要>

  • 調査手法 : インターネット調査
  • 調査対象 : 18~79歳の男女1,000人
         ※国勢調査の人口構成比に合わせて、性別×年代×エリアで割付
  • 調査期間 : 2022年1月8日(土)~9日(日)

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Move Design Lab

Move Design Labは生活者の「移動行動」を探求し、”新しい移動“を創発していくことをミッションに始動したプロジェクトチーム。その取り組みをシリーズで紹介していきます。

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  • 五明 泉
    五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長

    1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。

  • 中里 栄悠
    中里 栄悠 Move Design Lab プロジェクトリーダー/シニア ストラテジック プランナー

    2004年jeki入社。営業局、駅消費研究センター、アカウントプロデュース局を経て、2014年よりコミュニケーション・プランニング局に所属。シニア・ストラテジック・プランナーとして、メーカー、サービス、小売など幅広い企業のコミュニケーション戦略立案に携わる。

  • 彦谷 牧子
    彦谷 牧子 Move Design Lab データアナリスト/ シニア ストラテジック プランナー

    リサーチ・コンサルティング会社を経て、2009年jeki入社。JR東日本保有データの分析・活用業務に従事した後、2014年よりコミュニケーション・プランニング局に所属。化粧品、トイレタリー、通信機器等幅広いクライアントのコミュニケーション戦略をはじめとしたプランニングを担当。

  • 市川 祥史
    市川 祥史 Move Design Lab リサーチプランナー/ データアナリスト

    市場調査会社にて、企業のマーケティング課題の解決に従事。2017年jeki入社。コミュニケーションプランニング局配属。交通広告・キャンペーンの効果測定を中心に、クライアントの課題発見・解決を支援する。

  • 鷹羽 優
    鷹羽 優 Move Design Lab ブランドコンサルタント

    ブランド戦略を専門とし、菓子・飲料・生活雑貨・人材など多くのブランド開発、リブランディングを手掛けた後、2018年jeki入社。コミュニケーション・プランニング局に配属。ブランドマネジメントの観点からコミュニケーション立案を行う。

  • 手塚 友哉
    手塚 友哉 Move Design Lab コミュニケーション プランナー

    2017年jeki入社。コミュニケーション・プランニング局に配属。主に移動者を中心とするメディアプランニングを担当。

  • 松本 阿礼
    松本 阿礼 駅消費研究センター研究員/Move Design Lab 駅消費アナリスト

    2009年jeki入社。プランニング局で駅の商業開発調査、営業局で駅ビルのコミュニケーションプランニングなどに従事した後、2015年より駅消費研究センターに所属。現在は、駅利用者を中心とした行動実態、インサイトに関する調査研究や、駅商業のコンセプト提案に取り組んでいる。

  • 渡邉 裕哉
    渡邉 裕哉 Move Design Labコミュニケーションプランナー

    2020年jeki入社。コミュニケション・プランニング局に配属。飲料、トイ レタリー、ホテルなどのプランニングを担当する。