
10月といえば、いまやバレンタインと並ぶ一大市場となったハロウィンがあります。毎年の盛り上がりもさることながら、年間行事の1つとして定着した感のあるハロウィンについて、生活者がどのような動きをしているのか気になるところです。そこで、移動の未来について考えながら“新しい移動”を構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」では、「ハロウィンのお出かけ実態」について、18~79歳の男女1,000人にたずねてみました。
まず、ハロウィン当日(10月31日)にハロウィンらしいことをする予定があるのか聞いてみました。結果は、13%が「当日(10月31日)ハロウィンらしいことをする予定」、87%が「当日ハロウィンらしいことをする予定はない」。昨年12月のMove Mind Indexで調査した、クリスマスイブ(12月24日)当日にクリスマスらしいことをする方が約5割だった点を考えると、ハロウィンらしいことを当日にする予定のある人は、ごく一部の少数派であることがわかりました。

これを性・年代別で見ると、「当日(10月31日)ハロウィンらしいことをする予定」の方は若年層で高く、クリスマスイブと比べ世代間で差が見られます。女性30代は、ハロウィン・クリスマスいずれも高く、イベント好き世代と言えるかもしれません。

クリスマスは家族や恋人と。
ハロウィンは友達と。すみ分けが顕著に。
次に、「当日(10月31日)ハロウィンらしいことをする予定」の方に外出予定を聞いてみると、ほぼ半数の47%が外出する予定であることがわかりました。これはクリスマスイブよりも高い結果です。現時点では、ハロウィンらしいことをする予定の人が少ないため、ハロウィン目的の移動は、全体の6%しかないということになります。こちらは、今後のハロウィンの盛り上がり次第と言えそうです。

また、10月31日にお出かけをする予定の方に、誰と出かけるのかを聞いてみると、47%が家族、次いで24%が友人と回答されました。クリスマスイブと比較して、ハロウィンは友人とのお出かけが高いことがわかります。「クリスマスは家族や恋人と。ハロウィンは友達と。」といったすみ分けが行われており、ハロウィンは「年に一度、友達と盛り上がるイベント」になっているのかもしれません。

最後に、「今年のハロウィンは昨年よりも盛り上がりたいと思う:34%」、「ハロウィンは1年で最も盛り上がれる・はしゃげる日の1つだ:21%」という結果の一方で、「ハロウィンはつい羽目を外してしまう:16%」という結果も。今年のハロウィン、くれぐれもお酒の飲みすぎにはご注意くださいね。
<調査概要>
- 調査手法 : インターネット調査
- 調査対象 : 18~79歳の男女1,000人
- 調査期間 : 2018年10月6~7日
五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長
1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。