移動の未来について考えながら“新しい移動”を構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、18~79歳の男女1,000人に対し、「今月のお出かけ意欲」を得点化してもらう調査を毎月実施しています。
猛暑を抜けて、快適なお出かけシーズンへ
9月のお出かけ意欲指数は6.07点。前月から+0.63ポイント。4月から減少が続いたお出かけ意欲指数は約6ヶ月ぶりに増加となりました。災害級の猛暑だった今年の夏。多くの人は8月の外出を避け、暑さが一段落する9月の外出を選択したようです。

今年の9月は3連休が2回となったこともあり、国内旅行を中心とした中長距離移動も多くなるのではと予想しておりましたが、目的別で変化が見られたのは「グルメ」と「癒し」。理由をみると「9月は3連休が2回あるが、まだまだ暑い……」と猛暑の継続を警戒している人が多数。暑いうえに混雑している観光地よりも、手近な場所への外出を選択する傾向が強いようです。

四季の移り変わりを感じやすい日本の特徴か、季節ごとにお出かけ意欲は大きく変動します。特に夏と秋の狭間である8月から9月は1年間でも大きな変化がみられる時期。前年の調査結果でも8月から9月にかけてお出かけ意欲指数は+0.43と大きく増加しています。
昨年お出かけ意欲指数が高かったのは9-10月の秋シーズン。まだまだ厳しい残暑を感じる日がありますが、9月の中旬には各地で気温が平年並みに落ち着く様子。前年に続き、「行楽シーズンの秋」を表す結果となるのか。注目してみていきたいと思います。
※調査手法:インターネット調査
※調査対象:18~79歳の男女1,000人
※調査期間:2018年9月1日~2日
五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長
1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。