withコロナより約半年。「お出かけ意欲」「外出率」共に前年並みまで回復。

Move Design Lab VOL.52

未来の移動とそこにあるべきコミュニケーションを構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、全国男女18~79歳のお出かけ意欲を毎月の定点調査で聴取し、Move Mind Index(以下MMI)としてスコア化しています。
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MMIは前年同月水準まで回復。若年男性がけん引

10月のお出かけ意欲(MMI)は、10点満点中5.98点。2020年で最高スコアとなりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が顕著に見えてきた2020年3月以降、前年同月比が7割程度まで下落したMMIは、前年の水準になかなか回復しない状況が続いておりました。しかし、10月の前年同月比は98%。コロナ前の水準にほぼ回復したといえます。

では、どのような人のお出かけ意欲(MMI)が上昇したのでしょうか。次の表は昨年と今年の10月のお出かけ意欲(MMI)を属性別にみたものです。

トップは学生(大学生)で対前年比114%。コロナ禍で授業がオンラインだけだったのが緩和され、徐々に学校へ通いだしたことによる反動が出ているのではないかと推察します。次に「男性30代」、「男性未婚単身」が続き、5位に「男性18~29歳」と若い男性層のお出かけ意欲が特に高まっていることがわかります。一方ワーストに目を向けると年配層のお出かけ意欲は依然80%程度に留まっており、高齢者ほど重症化するリスクが高いといわれる新型コロナウイルスへの警戒意識がまだ続いていると推察されます。

週末外出率はBeforeコロナ並みに

この定点調査では、お出かけ意欲だけでなく、実際の外出率についても聴取しております。
その結果が下のグラフです。9月の土日いずれかの外出率が49.2%で対前年比88%だったのに対し、10月の外出率は55.2%で対前年比99%と大幅に改善がみられました。特に日曜日の外出率が大きく改善していることがわかります。(MMIが示す)外出への意欲のみならず、実際の外出率についても前年レベルまで回復していることがわかります。もしかすると「Go To トラベルキャンペーン」や「Go To Eatキャンペーン」などの移動を伴うキャンペーンが全国で始まったことが影響しているかもしれません。

※調査1週間前の土曜日・日曜日の外出率を聴取

10月となり、一気に涼しくなったことでお出かけ日和といえる日が増えてきました。新型コロナウイルスやインフルエンザ対策を万全にして、“お出かけの秋”を満喫してください。

<調査概要>

  • 調査手法 : インターネット調査
  • 調査対象 : 18~79歳の男女1,000人
  • 調査期間 : 2020年10月3日~4日

上記ライター手塚 友哉
(コミュニケーション プランナー)の記事

Move Design Lab

Move Design Labは生活者の「移動行動」を探求し、”新しい移動“を創発していくことをミッションに始動したプロジェクトチーム。その取り組みをシリーズで紹介していきます。

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  • 五明 泉
    五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長

    1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。

  • 中里 栄悠
    中里 栄悠 Move Design Lab プロジェクトリーダー/シニア ストラテジック プランナー

    2004年jeki入社。営業局、駅消費研究センター、アカウントプロデュース局を経て、2014年よりコミュニケーション・プランニング局に所属。シニア・ストラテジック・プランナーとして、メーカー、サービス、小売など幅広い企業のコミュニケーション戦略立案に携わる。

  • 彦谷 牧子
    彦谷 牧子 Move Design Lab データアナリスト/ シニア ストラテジック プランナー

    リサーチ・コンサルティング会社を経て、2009年jeki入社。JR東日本保有データの分析・活用業務に従事した後、2014年よりコミュニケーション・プランニング局に所属。化粧品、トイレタリー、通信機器等幅広いクライアントのコミュニケーション戦略をはじめとしたプランニングを担当。

  • 市川 祥史
    市川 祥史 Move Design Lab リサーチプランナー/ データアナリスト

    市場調査会社にて、企業のマーケティング課題の解決に従事。2017年jeki入社。コミュニケーションプランニング局配属。交通広告・キャンペーンの効果測定を中心に、クライアントの課題発見・解決を支援する。

  • 鷹羽 優
    鷹羽 優 Move Design Lab ブランドコンサルタント

    ブランド戦略を専門とし、菓子・飲料・生活雑貨・人材など多くのブランド開発、リブランディングを手掛けた後、2018年jeki入社。コミュニケーション・プランニング局に配属。ブランドマネジメントの観点からコミュニケーション立案を行う。

  • 手塚 友哉
    手塚 友哉 Move Design Lab コミュニケーション プランナー

    2017年jeki入社。コミュニケーション・プランニング局に配属。主に移動者を中心とするメディアプランニングを担当。

  • 東出 夏海
    東出 夏海 Move Design Lab コミュニケーション プランナー

    2018年jeki入社。コミュニケーション・プランニング局に配属。 化粧品、トイレタリー他、通信機器などのプランニングを担当。

  • 宮本 守
    宮本 守 Move Design Lab メディアイノベーター

    1997年jeki入社。媒体局配属後、交通広告のプランニング、バイイングを担当。デジタルサイネージの広告表現手法の開発や効果測定にも携わる。現在は、交通媒体本部にて広告商品の企画・販売・運営に従事しつつ、デジタル連携など新たな取り組みにもチャレンジしている。

  • 松本 阿礼
    松本 阿礼 駅消費研究センター研究員/Move Design Lab 駅消費アナリスト

    2009年jeki入社。プランニング局で駅の商業開発調査、営業局で駅ビルのコミュニケーションプランニングなどに従事した後、2015年より駅消費研究センターに所属。現在は、駅利用者を中心とした行動実態、インサイトに関する調査研究や、駅商業のコンセプト提案に取り組んでいる。