
移動の未来について考えながら“新しい移動”を構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、18~79歳の男女1,000人に対し、「今月のお出かけ意欲」を得点化してもらう調査を毎月実施しています。
遅めの秋と、さらに高まるお出かけ意欲
2019年11月のお出かけ意欲指数は6.17点。
例年、お出かけ意欲指数が10月よりも低くなるところ、今年はさらに+0.05ポイント増加し、昨年の11月と比較しても+0.1ポイントで微増という結果になりました。暑さが長引いたこともあり、「やっと涼しくなって外出が楽になった」、「暑さから解放されて寒くなる前にあちこち行ってみたい」と、少し遅れてきた秋を喜ぶ声が見受けられます。


目的別お出かけ意欲指数は、10月同様に「グルメ」が最も高く、“食欲の秋”は11月も健在という結果になりました。また対前年同月で比べると、「買物」「友人」「運動」などの身近なMOVEの意向が下がっていますが、「レジャー」「国内旅行」「国外旅行」などの非日常的なMOVEのポイントが上がっています。
気が付けば師走も目の前。貴重なお出かけ日和のうちに少し遠出をして秋を満喫したいものです。
ハロウィンMOVE振り返り
先月の一大MOVEイベントといえばハロウィンですが、直近3年のハロウィン関係のお出かけ(ハロウィンMOVE)のデータをみたところ、意向はアップダウンがあるものの、実際にハロウィンMOVEをしている方は減ってきているようです。年代別でみると、18~29歳の参加率は右肩上がりである一方、30・40代の参加率が2~3ポイント落ちており、実態だけでみると、若者文化としての定着傾向が強くなっているようにみえます。


しかし、10月の調査でハロウィンイベントの参加意向を聞いたところ、40・50代で昨年よりもポイントが上がっていました。毎年お騒がせなハプニングが起きるこの時期、実際に参加していない世代にとっても“気になるイベント“であることには違いないようです。
来年の10月31日は5年ぶりの週末ハロウィン。ここ数年参加できなかった方も加わり、ハロウィンの盛り上がりが復活するかもしれません。

<調査概要>
- ※調査手法 : インターネット調査
- ※調査対象 : 18~79歳の男女1,000人
- ※調査期間 : 2019年11月2~3日
五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長
1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。