
移動の未来について考えながら“新しい移動”を構想するプロジェクトチーム「Move Design Lab(MDL)」は、18~79歳の男女1,000人に対し、「今月のお出かけ意欲」を得点化してもらう調査を毎月実施しています。
年末年始の疲れから、お出かけ意欲は下落。
インフルエンザ感染を危惧した非外出傾向も。
1月のお出かけ意欲指数は5.47点。前月から-0.52ポイント。12月から大きく下落し、過去最低水準となりました。理由を見ると、「お正月が忙しかったので、今月は家でゴロゴロしたい」「年末年始で出費が多かったから」「お正月に出かけていたので特に出かけたいという欲はない」といった、年末年始を終えてお出かけは一休みしたいという声が多くありました。また、インフルエンザに関するニュースも増えていることから、「出かけたいがインフルエンザ等が怖いから」「インフルエンザや風邪が流行している事もあり、なかなか街中へ出かけようとは思わない」といったインフルエンザ対策という理由でお出かけ意欲が低くなっている人もいました。

目的別お出かけ意欲指数は、横ばい。
2019年1月の目的別お出かけ意欲指数は、対前年同月で横ばいの結果となりました。ただ、12月から1月の推移では、前年と比べて、【レジャー】【国内旅行】がやや高い傾向にあります。今冬は、エルニーニョ現象の発生により、暖冬となる可能性があると言われていることから、中長距離のお出かけ意欲をやや高めているのかもしれません。

2019年は若年層のお出かけが増えるかも?
2019年の初調査なので、「2019年のお出かけは増えそうですか?」と質問してみました。結果は、昨年よりも今年のお出かけが「増えると思う」と回答したのは全体で約2割、「増えると思わない」が3割。前年と同水準もしくは控えめと回答した人が多い結果となりました。また、年代別で見ると、18~29歳の若年層が他の年代と比べて、「増えると思う」が高い結果となりました。18~29歳は全員平成生まれ。もしかしたら、自分の生まれた平成が終わる前に、「平成最後の○○お出かけ」をしたいと思っている若者も多いのかもしれませんね。平成生まれである私の深読みかもしれませんが(笑)。

今年のGWは10連休!
既にGWのお出かけ計画を立てている人が多い傾向。
みなさんに「2019年中にお出かけしたい場所」を聞いてみました。

今年のゴールデンウィークは新元号に変わるタイミング! そして、10連休になる人も多いのではないでしょうか。「2019年中にお出かけしたい場所」であがった声としても、ゴールデンウィークを活用した旅行を計画している人も多く、ゴールデンウィークへの動き出しが例年と比べて早いように感じます。せっかくの10連休。年始めにゴールデンウィークの「お出かけ計画」を立ててみるのはいかがでしょうか。
<調査概要>
- 調査手法 : インターネット調査
- 調査対象 : 18~79歳の男女1,000人
- 調査期間 : 2019年1月5~6日
五明 泉 Move Design Lab代表/恵比寿発、編集長
1991年jeki入社。営業局配属後、通信、精密機器、加工食品、菓子のAEを歴任、「ポケットモンスター」アニメ化プロジェクトにも参画。2014年営業局長を経て2016年よりコミュニケーション・プランニング局長。